ジョロウグモ♀
ジョロウグモ(ジョロウグモ科):
11月中旬、訪問先のお庭に大きな網を張っているジョロウグモを見かけました。お腹がパンパンで、”臨月”だったようです。
オスはもう見当たりませんでした。
ジョロウグモの寿命は1年です。5月頃、卵嚢の中で越冬した卵から孵化した子グモは、成体になる夏ごろまでに7~8回脱皮を繰り返します。
メスの背中は黄色に暗青色の縞模様が、そして腹側には赤色紋があって、その名前と共によく知られたクモです。ただしこの派手な体の色彩はメスだけで、オスはとても地味で小さく、体重もメスの1/10以下です。
メスは夏から晩秋にかけて大きな網を張り、いつも網に真ん中にいます。外敵(鳥など)に襲われたりすると素早く網から逃げますが、ほどなく戻ってきます。
10~11月になると、メスは卵嚢をつくりおよそ1000個もの卵を産んで、生涯を終えます。卵は卵嚢の中で越冬します。
ところにより雌の成体は12月頃まで見かけることがあります。
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