タンボコオロギ幼虫
11月はじめ、草地の舗装遊歩道にタンボコオロギの幼虫が出ていました。夏草の茂る時期にはまず見つかりません。
そーっと近寄って1枚。あいにくの逆光だったので、顔の横一文字が見えにくくて、もっと寄るとぴょんぴょん跳びはねて草地に消えていきました。
タンボコオロギ(コオロギ科):
成虫は体長18mmほどの中型のコオロギで、左右の複眼をむすぶ黄白色の”すじ”が特徴です。
草地より田んぼなど湿った環境を好んで生息しています。初夏から秋、地面の窪みなどでジィッジィッと鳴いています。
本種は年2回発生します。初夏の後、秋にもう一回発生して、秋に生まれた幼虫はそのまま越冬します。初夏に見られる成虫 は幼虫 で越冬したものです。
本州で見られるコオロギのほとんどは、土中に産まれた卵の状態で越冬しますが、タンボコオロギは秋に生まれた幼虫で越冬する数少ない種類の一つです。
分布は本州、四国、九州。
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