ホソヘリカメムシ、ブチヒゲカメムシ、スカシヒメカメムシ、オオニシキソウ
11月になってからも見かけたカメムシです。
●ホソヘリカメムシ(ホソヘリカメムシ科):
道端に自生した雑木の葉にとまっていました。大きさ約17mmの、茶色で、がに股ですが後脚が長い、スリムなカメムシ。飛ぶと遠目にはアシナガバチのようにも見えます。
エンドウ、インゲン、ダイズなどを食害します。
出現時期は4~10月、分布は日本各地。
●ブチヒゲカメムシ(カメムシ科)
草原の雑草にいました。大きさ 12mmほどで、触角に濃淡のブチがあるカメムシ。体は黄褐色~赤褐色で、背面中央部に白紋、体側には縞模様があります。マメ科、キク科などの植物につきます。
出現時期は4~10月 、分布は日本各地。
●スカシヒメヘリカメムシ( ヒメヘリカメムシ科):
大きさは6mmほどで、翅が透明なヒメヘリカメムシ。直射日光下では翅が光を反射して白く見え、群がっているとハエの仲間のようにも見えます。
草原、畑地などの開けたところに多く、イネ科、マメ科、キク科などの植物の汁を吸います。
体色は黒褐色~赤褐色で、個体によって変化に富んでいます。
出現時期は5~11月。分布は日本各地。
日当たりの良い草原や畑地の落ち葉の下などで成虫越冬します。
・クサネムの葉にとまっていた個体。
●オオニシキソウ (トウダイグサ科 ニシキソウ属):
道端で赤い実をつけて目立ちました。北アメリカ原産の帰化植物、1年草。
荒れ地、路傍、堤防の草地などに生育します。基部は直立して上部は枝分かれし、高さ40cm程度になります。傷つけると乳液が出ます。
葉は対生して長さ2cmほど。夏に目立たない花を咲かせ、秋に朱色の果実を形成します。
分布は本州以南。
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