オオアトボシアオゴミムシ
オオアトボシアオゴミムシ(オサムシ科):
草原に行くと普通に見られるオオアトボシアオゴミムシです。大きはさ20mmほど。珍しくはありませんが、ゴミムシ仲間の多くは夜行性で、また昼間は地面の枯れ草や落ち葉の下、石の下などを伝い歩き、舗装された遊歩道や開けた場所で立ち止まってはくれないため、捕まえない限り、なかなか撮れません。
今回も、シマツユクサのタネの“取材”に行った折、グランドカバーのように群生したシマツユクサの根元をかいくぐるように移動していきました。
“後星”だけ撮れましたが、どうしても全身が見えません。
頭隠して尻隠さずでしばらくじっとしていたので、例外的に、ということで一旦捕まえてそのお姿を撮らせてもらいました。迷惑だったでしょう。
なお左側の触覚と、後肢先端ののツメが欠損している個体でした。でも餌捕りは大丈夫でしょう。成虫で越冬します。
オオアトボシアオゴミムシ:
頭部と前胸部に光の当たり方で青緑や赤紫色に見える金属光沢があり、前翅は金色の微毛に覆われています。
そして前翅の後端付近に黄色い「星」があることから「後星」アオゴミムシ。近縁にキボシアオゴミムシやアトボシアオゴミムシなどがいますが、“星”がコンマ状に括(くび)れていることが特徴で(かなり個体差はありますが)区別できます。
分布は日本各地に普通。
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