ヨモギハムシ
ヨモギハムシ(ハムシ科)
11月中旬から12月上旬、寒さも本格的になって、活動する昆虫類の姿はほとんど見られなくなった草原の舗装遊歩道でしたが、ヨモギハムシだけは例外で、晴れた日中に限られてはいましたが、うろうろと歩き回っているのを目にしていました。
大きさ7~9mm前後の甲虫で、体色が青藍色に光るものと、金銅色に光る2系統のものがいます。
●青藍色に光る♂:
写真下(3枚目)は、お腹の大きな♀(左)の近くにいた体の小さい♂〈右上)です。
●青藍色でお腹の大きい♀:
産卵場所を探して地表を歩き回っている、お腹の大きなメスがよく目立ちました。
写真2枚目以下は、たまたま同じ舗装遊歩道を這っていたカブラハバチの幼虫にぶつかって乗り上げ、転ぶ姿です。
本種は成虫と卵で越冬します。成虫出現時期は4~11月、分布は日本各地。
参考:
●コガタルリハムシ:
コガタルリハムシ〈ハムシ科〉もよく似た姿ですが、大きさは5~6mmと小型で、体色は瑠璃色だけ。
また前胸背板の形にも違いがあります。さらに、成虫が地上で見られる時期(出現時期)は春から初夏(4~6月)に限られていることなどで区別されます。(なお成虫は7月から翌春3月くらいまでの間は土中に潜って休眠します。)(写真再掲)
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