キボシアオゴミムシとオオヨコバイ
●キボシアオゴミムシ(オサムシ科):
11月末の晴れた日、草原にいました。気温が低いため動きはゆっくりで、写真撮りには好都合でした。
夏に見かけるときは獲物を探して地表の物陰など隙間をとても素早く移動していくため、捕まえないかぎり写真撮りは難しかったものです。
体長は13mmほどで、姿は近縁のアトボシアオゴミムシやオオアトボシアオゴミムシなどに似ていますが一回り小型で、頭部と前胸背板の色は赤銅色に光り、上翅にある1対の黄色紋の形も異なっています。
触角基部、口部、上翅後方の紋、肢などは黄褐~赤褐色です。
平地に多く、草原、畑地、林縁などに見られ、落ち葉や石の下などによく見つかります。
地表を活発に歩き回って、蛾の幼虫やウンカ、ヨコバイなどの草上性昆虫類やダンゴムシ、ワラジムシなどの地表性小動物を捕食しています。成虫で越冬します。
出現時期4~11月、分布は日本各地。
●オオヨコバイ:
オオヨコバイも11月末くらいまでは同じ草原に普通に見かけます。オサムシやゴミムシの餌にもなるイネの害虫です。
オオヨコバイ(ヨコバイ科):
大きさ(翅端まで)8~10mm、淡黄緑色のヨコバイ。頭部は黄色く黒点が2つあります。草原に多く見られる普通種で、いろいろな植物の汁を吸います。
成虫出現時期は5~11月、越冬は卵です。分布は日本各地。
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追記メモ:
12/7、夕刻17:19,テーブルに置いていた携帯から突如大きな警告音が。(偶然ながら家内も近くに置いていましたので、同時に鳴ってステレオ”大音響”に!
何事かと見れば、「エリアメール 緊急地震速報」着信でした。そして直後に、グラグラと来ました。当地は震度4でした。久しぶりの震度4でした。
震源地は三陸沖。東北~関東にさしたる被害がなくて胸をなで下ろしました。忘れないうちにやって来ますので日頃から備えと心構えを。
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