アズマイチゲ、ニリンソウ、ネコノメソウ、(カントウ)ミヤマカタバミ、マルバコンロンソウ
4月中旬頃にも、山地で普通に見られる山野草です。
●アズマイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属):
里山の林地斜面に生えていました。本種は山地の林縁に生える多年草で、花色は白色から淡青紫色まであります。
花期は3~5月。分布は日本各地。
●ニリンソウ(キンポウゲ科イチリンソウ属):
里山の林縁に生えていました。山地や丘陵の林下に生える多年草で、草丈15㎝位になり、白色5弁花をつけます。
花期は3~5月、分布は日本各地。
なお春の芽生え時期の葉はヤマトリカブトに類似しています。
●ネコノメソウ(ユキノシタ科ネコノメソウ属):
里山の池のそばに生えていました。山地や平地の水際湿地などに生育する多年草。
走出枝を伸ばしてしばしば大きな群落を作ることがあります。
花は淡黄緑色で小さく目立ちませんが、花期には花の周囲の葉が黄色を帯びてよく目立ちます。
花期は3~5月、分布は北海道~本州
●カントウミヤマカタバミ(カタバミ科):
関東地方の山地で見かけました。白い花が咲きますが、今回は見つかりませんでした。
本種は山地の林下に咲く、草丈10~15cmの多年草。花はミヤマカタバミによく似た白色5弁花をつけますが、葉裏の毛が少なく、また蒴果は卵球形で小型であることが特徴とされます。
花期は3~4月、分布は名前のように本州(関東~東海地方)
●マルバコンロンソウ(丸葉崑崙草)( アブラナ科タネツケバナ属):
山地の沢沿いに点々と生えていました。本種は山地の湿地や木陰に生える草丈 10~20㎝ の越年草。
全体に白色の毛が密に生え、コンロンソウより小型。葉は長さ5~13㎝の奇数羽状複葉で、小葉は3~7個つき、頂小葉が最も大きくなっています。
茎の上部に短い総状花序をつけ、直径約1㎝の白色4弁花を数個つけます。
花期は 4~5月、分布は本州、四国、九州。
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