ディンティ・ベス(薔薇)とチュウレンジバチ(またはチュウレンジハバチ)
一昨日、昨日ともに当地は生暖かい風が吹いて夏日になったようです。
そんな折、一重咲きの薔薇、ディンティ・ベスが一輪だけ咲いているのに気がつきました。
昨年より1ヶ月も早い開花です。
●ディンティベス‘Dainty Bess’(=かわいいベス)
・系統:HT
・作出:WEB & D Archer(イギリス)、”セミダブル咲きの K. of K.(Kitchener of Khartoum)”を母木として、”オフェリアOphelia”を花粉親として1925年に誕生。
・特徴:ソフトサーモンピンクの一重咲き大輪(10cm)で、中香(スパイシーな香り)をもつ四季咲き品種。樹高1.5m、半直立性。
・なお、(1925年のハイブリットのディンティベスの作出から)10年後の1935年につるバラの「つるディンティベス」が作出されています。
写真を撮っていたら早速傍にやって来たのが薔薇の天敵“チュウレンジバチ(またはチュウレンジハバチ)”です。
バラの新梢に傷をつけて卵を産みつけ、羽化した幼虫が葉を食い荒らして、気がついたときには新葉が葉脈だけになっているというバラの害虫。
すぐに逃げられて、その後マキの葉にとまって触角をなめたりして身繕いをしているのを見つけましたが、殺虫スプレーを持ってくる前にまたすぐに逃げられました。
被害を防ぐ為には見つけしだい駆除するしかありません。
チュウレンジバチは体長8mm前後で、頭部と胸部背、肢、触角は黒く、腹部は橙色~黄色、また翅は半透明の黒っぽい色をした小さなハチです。
幼虫の食草はバラ科植物の葉で、バラの“天敵害虫です。地中の繭で越冬します。成虫の出現時期は4~9月、分布は全国各地。
(追記:過去に掲載した「チュウレンジハバチ」に関する記事の中に、「ニホンカブラハバチ」の画像を掲載した間違いのがあることが分かりました。遅まきながら当該記事は修正いたしました。)
●ニホンカブラハバチ:
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