ナミガタエダシャク、エゾヨツメ幼虫、不明のドクガ幼虫
5月末、山地の自然公園ハイキングコースで見かけた虫の残り物です。
●ナミガタエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科):
林間の歩道擬木に貼り付いていました。大きさ(開張) 4cmほど。灰茶色の翅に暗褐色の特徴的な横波線があり、その線の形状で同定できました。
ただ全体の色調には大分変化があるように感じましたが。
成虫出現時期は5~7月月、分布は日本各地。
幼虫はコナラ、アカガシ、マサキ、ソメイヨシノなどの葉を食べます。
●エゾヨツメ(中齢)幼虫:
林間の歩道擬木をモクモクと這っていました。大きさ3.5cmほど。体の前部に大きな4本の突起があり、後部にも短い突起が1本見えます。
フラッシュのため細部が飛んで実際よりつるんとしたアオムシのような画像になっています。
(なお興味がおありでしたら、ネット上に、この種の”まか不思議な変態”のようすが記録された記事があります。ご覧になるには下記URLをコピーしてブラウザーに貼り付け、アクセスして下さい。
http://sora-blue.net/~mark/kan-ezoyotsume.html )
●不明のドクガ幼虫:
体長3cmほど。長い毛が全身に生えた毛虫。体色は茶褐色で、前胸部背面に黒いブラシ状毛束が二つ前外方に突出しているなどの外観的な特徴はドクガ仲間の幼虫に似ていますが、蛾類幼虫図鑑など参照した限り名前は確認できませんでした。
ともかくこの仲間の刺毛には、絶対に手で触れないようにしなければひどい目に遭うようです。
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