ハンゲショウ
●ハンゲショウ(半夏生/半化粧)(ドクダミ科):
早いもので、今年は21日が夏至でした。
そして、夏至を過ぎて11日目の雑節の一つが「半夏生(はんげしょうず)」ですが、この頃に花をつけるという“ハンゲショウ”の開花がやはり始まっていました。
50~70cmほどに伸びた茎の上部にある葉の付けから、長さ10~15cmほどの穂状花序を出して、白い小さな花をたくさんつけています。
また同時に上部の葉の表面が白く変色します。(このため「半夏生」の他に「半化粧」の文字をあてたりもされています。)
はじめ花序は垂れていますが、開花につれて立ち上がってきます。
花には萼片も花弁もありません。雌しべは4つに分かれ、そのまわりに6本の雄しべがあります。
開花時にはドクダミに似た独特の匂いがあります。なお、花期が終わると虫媒花に虫を呼ぶ助けにするため白くなっていた葉の色は緑色にもどります。
”お化粧”をして”悪い虫”が付かなければいいですね。
花期は6月下旬~7月、分布は本州、四国、九州。
| 固定リンク
「植物」カテゴリの記事
- ヤマアジサイ開花、ナミテントウなど(2021.05.27)
- ヘメロカリス開花/ 明日(5/26)は皆既月食(2021.05.25)
- フヨウの葉を巻くハマキガ幼虫と成虫(ワタノメイガ)(2021.05.22)
- クロネハイイロヒメハマキ(成虫/幼虫)(2021.05.21)
- バラシロヒメハマキ/不明のハモグリガ幼虫(2021.05.14)
コメント