ヒゲナガハバチ、オオヒラタシデムシ、カメノコテントウ、マガリケムシヒキ、コメツキムシの仲間
5月末、山地の自然公園ハイキングコースで見かけた昆虫の余録続きです。
●ヒゲナガハバチ(ハバチ科):
葉の上を歩き回り、すぐに飛び去りました。体長15mmほど。ピンぼけ画像一枚ながら、絵合わせをすると、
全体は黄褐色。頭頂の斑紋および中胸背の3つの紋は黒色、そして、触角基部2節は黄褐色、第3~7節は黒色、8~9節は黄白色という点がヒゲナガハバチに類似している、ということから判定しました。
●オオヒラタシデムシ(シデムシ科):
林縁のコース沿いにばらまいたようにたくさん這い出していました。カタツムリに集まって食い荒らしていた3匹(写真下)です。
大きさ23mmほどで体は扁平。青灰色がかった黒色で、上翅にあらい縦筋がある大型のシデムシ。
生き物の死骸やゴミ溜めに集まり処理をしている(むさぼり食っている)自然の掃除屋さん、ではありますが、個人的印象として、見た目はどこか陰気。
出現時期は4~10月、分布は日本各地。
●カメノコテントウ(テントウムシ科):
林間で見かけました。大きさ10mmほどの大きなテントウ虫。ヘルメットのような体型で赤と黒の特徴的な紋様は、典型的なカメノコテントウのものとかなり差があります。
パターンは同じなので、出来損ないのカメノコテントウとしましたが、間違っているかも知れません。
出現時期は4~10月、分布は日本各地。
●マガリケムシヒキ(ムシヒキアブ科):
林地・林縁部のあちこちで見かけました。大きさ18mmほど。暗灰色で、やや小さく細身のムシヒキアブの仲間。
小型のハエ、ガガンボなど、他の昆虫を捕らえて食べます。
ムシヒキアブの分類は、素人にはややこしく、識別ポイントを押さえてなく、少ない写真での同定は難しいです。
今回は普通に良く見られるということでマガリケムシヒキとしました
出現時期5~10月、分布は日本各地。
マガリケムシヒキの♂(写真上)はピンぼけながら外部生殖器が識別できます。また♀(写真下2枚)には産卵管が見えます。
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