サラサウツギ、ヒメヤママユ幼虫、マドガ、ヒメウラナミジャノメ
5月末、山地の自然公園で満開のサラサウツギに来ていたガチョウ?達です。
●サラサウツギ(更紗空木)(アジサイ科ウツギ属):
落葉低木。ウツギの品種で八重咲きのもの、別名ヤエウツギ。花の外側が紅紫色。花期は5月末~7月。
庭木として植栽にも用いられ、ご近所のお庭にも咲いています。
●ヒメヤママユ(終齢幼虫):
サラサウツギの葉より大きく、葉の裏表よりコントラストも強くて、隠れていてもやはり目立ってしまう親指大のケムシがいました。
ヒメヤママユの幼虫です。体長 80 mmほどで終齢幼虫のようです。葉を囓っていました。全体が黄緑色で下部が深緑のツートンカラー。全体に緑の毛が密生しています。
餌植物はサクラ、ナシ、ウメ、クリ、クヌギ、ケヤキ、スイカズラ、ブナ葉など、かなり雑食性で何でも食べるようです。
分布は日本各地。
※ヒメヤママユ成虫については過去の記録をご覧下さい。
https://kuromedaka-saitama.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-41fe.html
大きさ(開張)10cmほど。オリーブ褐色の翅を持った大きなガです。4枚の翅に一つずつ眼状紋があります。秋が深まる頃、灯火によく飛来します。
出現時期は10~11月、分布は日本各地。
●マドガ(マドガ科):
サラサウツギの白い花にやってきました。黒いので小さくてもすぐ目につきました。いそがしく動き回り吸蜜していました。
大きさ(開張)15mmほどの小さなガ。黒地に白い斑紋があります。白い斑紋は半透明で、”窓”のように見えるということですが気がつきませんでした。
昼行性で昼間に活発に飛び回って、いろいろな花で吸蜜します。特に今頃が最も目につきやすい季節のようです。
出現時期は4~9月。分布は日本各地。
幼虫は終齢でも9mmほどの小さなもので、その食草は「ボタンヅル」だそうです。ボタンヅルは山地や近所の平地でもよく目にしますが、幼虫に気づいたことはありません。
●ヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科):
(先にも記事にしました)
サラサウツギの花に吸蜜に来ていました。大きさ(前翅長)20mmほどでモンシロチョウより少し小さめ。
裏表翅同じようなデザインの目玉模様(但し後翅裏側の目玉模様は5個)のある薄茶色のチョウ。翅の裏面には細かい波形の模様があります。
| 固定リンク
「昆虫」カテゴリの記事
- ヤマアジサイ開花、ナミテントウなど(2021.05.27)
- ヨトウガの卵( バラの葉裏に)(2021.05.23)
- フヨウの葉を巻くハマキガ幼虫と成虫(ワタノメイガ)(2021.05.22)
- クロネハイイロヒメハマキ(成虫/幼虫)(2021.05.21)
- フタテンアツバ、不明のガ、アカハラゴマダラヒトリ(2021.05.20)
「植物」カテゴリの記事
- ヤマアジサイ開花、ナミテントウなど(2021.05.27)
- ヘメロカリス開花/ 明日(5/26)は皆既月食(2021.05.25)
- フヨウの葉を巻くハマキガ幼虫と成虫(ワタノメイガ)(2021.05.22)
- クロネハイイロヒメハマキ(成虫/幼虫)(2021.05.21)
- バラシロヒメハマキ/不明のハモグリガ幼虫(2021.05.14)
コメント