クマガイソウ、ヤマシャクヤク、ユキザサ、イカリソウ、ミゾコウジュ
5月の山地などで見かけた植物。
●クマガイソウ(ラン科アツモリソウ属):
環境省レッドリスト絶滅危惧II類(UV)。かつての自生地では激減してしまった多年草。
見かけたものは人家庭先で栽培されていたもの。
花の大きく膨らんだ袋状の唇弁を、武将・熊谷治郎直実が背中に背負った母衣に見立てた名前。
なお余談ながら、同属にアツモリソウ(レブンアツモリソウ、ホテイアツモリソウ)、また近縁種には中国産アツモリソウなどがあります。
●ヤマシャクヤク(ボタン科ボタン属):
山地林縁に自生していた多年草です。
●ユキザサ(ユリ科ユキザサ属):
山地林間に自生していたもの。日本各地に分布する多年草。群生していると笹の(ように見える)葉に白い雪が積もった風情に見えるという。
●イカリソウメギ科イカリソウ属):
山野草を集めてつくられたらしい人家の庭に植えられていたもの。花の形が船の錨のように見えます。落葉多年草。
●ミゾコウジュ(シソ科アキギリ属):
近くの荒れ地などに自生しています。越年草。環境省レッドリスト準絶滅危惧(NT)。
人為攪乱の激しい環境下で、シーズンによって、群生していたり、ぱらぱらとしか見られなかったり。しかし基本的には丈夫な植物のように見えます。
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