フタボシツチカメムシ
7月初旬、除草作業で地面に残っていた枯れヨシの隙間を、光沢があり大きさ5mmほどの黒いカメムシが歩き回っているのを見かけました。
少しもとまらず、いそがしく枯れヨシのすきまを見え隠れしながら伝い歩きしているため、たくさんいるのになかなか撮れません。
地面を這っている個体の画像では鮮明な画像が撮れなかったのですが、周囲にふたたび伸びだして垂れ下がったヨシの葉先に、一匹の個体が這い上がっているのが目にとまり、はっきりした画像が撮れました。
光沢のある黒色のツチカメムシで、翅の中心部に白斑が二つある、フタボシツチカメムシと確認しました。
なお、見かけがそっくりの類似種に、翅の中心部の白斑にくわえて、小楯板の先にも白斑一個のあるミツボシツチカメムシがいます。
ツチカメムシの仲間の多くは、名前のとおりもっぱら地表面や土中などで生活しているためなかなか目につきにくいようです。
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