タケニグサ
道端や山地林縁で散発的に見られる在来の大型雑草です。
自宅近くの、市街地を走る国道沿いで、車道と歩道を分離するサツキの植え込みの中に、200mほどに渡って群生しているのを見かけました。
緑地帯は通常いつもきれいに手入れされていて、景観を損ねるような事はなく、こんな状況を目にするのははじめてのことで驚きました。
ちなみに、農地や草原で見かけたことはありません。道路環境整備に伴う人為的攪乱が原因なのでしょうか。
タケニグサ(ケシ科):
2m以上あるかという茎の先に円錐花序をつけて多数の花が付いています。これはまだつぼみでした。
白いつぼみが、下から上の方へと開花が進んでいきますが、開花すると花弁はなく、白い綿糸のように見えるのはオシベの花糸です。
そして、花後には、黄土色で平たい果実ができています。
太い茎を折ると中に白い随があり、すぐに周囲から橙色の汁が出てきます。有毒で、手につくとかぶれます。
また折れて乾いた茎は空洞になっています。この様子が竹に似ているからタケニグサ、という説も。
早めに適切に処理してほしいものです。
| 固定リンク
「植物」カテゴリの記事
- モンキチョウ(2021.02.22)
- 雑記 (2021.02.14)
- オオイヌノフグリの種(2021.02.12)
- 春一番/フクジュソウ、オオイヌノフグリ(2021.02.04)
- 雑記(2021.02.02)
コメント