ハキリバチの仲間/アカメガシワの花
6月下旬、ほぼ満開になっていた道端のアカメガシワの花(雄花)に、色々な昆虫が集まっていました。
はじめに余談ながら、アカメガシワは雌雄異種ですが、同じところに両方が生えて花を付けていました。
●雌花(雌株):
雌株には実が出来はじめていました。熟すと黒くなって鳥がついばみにやって来ます。
●雄花(雄株):
枝先の円錐花序にたくさん付いた丸いつぼみがはじけると、淡黄色の小さな花が開きます。
花には花弁がなく、多数の雄しべが線香花火のようについています。
その花に集まってきた昆虫の一つ、大きさ13mm前後のハチです。
たくさん飛び交っていて、一つの花のところにとどまらず、次々といそがしく移動していき、また戻ってくることもありますが、たくさんいたわりにはシャッターチャンスが定まらなかったことです。
撮影順にピントがなんとか合ったものだけを整理してみましたが、もはや同一個体か別々の個体なのかも分かりません。
そんな程度ですから、多種類いるハキリバチの中での、種の同定等できませんが、腹部の毛に黄色い花粉をびっしり付けている様子とか、大きさや外観などから、バラハキリバチに似ている思ったものです。
余談ながら、花のシーズン中、庭の薔薇はハキリバチによってあっという間に、新鮮な葉も、花弁も丸く切り取られる被害が毎年発生して、いつも悔しい思いをするのですが、いまだに現場を確認したことがありません。
※なお、バラハキリバチは名前のとおり、巣の材料にするため、薔薇の葉や、一重の花弁を丸く切り取っていきます。
きわめて短時間に”葉切り作業”をやってしまうため、成虫を”現行犯逮捕”するのはほとんど不可能です。
やってくる時期はバラの新葉が大きくなる4月ごろから10月まで。分布は日本各地。
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