アメリカアサガオ、マルバアメリカアサガオ、ノアサガオ、アサガオ
今を盛りと咲き競う道端のアサガオ仲間です。
●アメリカアサガオ(ヒルガオ科サツマイモ属):
熱帯アメリカ原産の侵入生物、一年草。
道端や草原に、在来園芸種をしのぐ勢いで繁茂しています。葉は心臓形で深く3~5裂し、ロート状の花冠は径3cmほど、花色は青色その他様々の花をつけています。
当地で見られる花は水色です。
なお、葉に切れ込みがない変種マルバアメリカアサガオも同じ環境にすごい勢いで生えています。
花期は夏~秋、
国内移入分布:北海道、本州、四国、九州に定着し、分布を広げています。
http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/81300.html
●マルバアメリカアサガオ(ヒルガオ科サツマイモ属):
アメリカアサガオの葉の裂けない型で、マルバです。それ以外生態はアメリカアサガオ同様です。
●ノアサガオ(ヒルガオ科サツマイモ属):
沖縄県原産で、同県では低地の森林や藪にごく普通に分布する野生種。
上記のアメリカアサガオ仲間より更に元気です。花色も濃い紫で、日中でも萎れないで丈夫です。
多年生、宿根性で、関東以南では越冬して成長し古い茎はやや木質化します。
草勢はきわめて強健で、蔓は数mの高さにまで伸び、垣根や家の壁面などをカーテン状に覆い尽くし、外灯の柱をよじ登り、電話ケーブルなどに絡むようになるともう”公害植物”です。
当地で見られる花は小ぶりの青紫~濃紫色ですが、多数の房咲きになると見応えがあります。
葉はアサガオより大きな掌大のハート形です。結実しにくく、種はわずかしかできませんが、挿し木で容易に繁殖できます。暖地では露地でも越冬します。
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