夏の山地で(ボタンヅル、タマアジサイ、イワガラミ、ミツバウツギの果実、サルナシの果実
夏の山地で普通に見かける木の花や果実です。
●ボタンヅル(キンポウゲ科センニンソウ属):
山野の日当たりの良い草地や林縁で他の植物に絡みついて生育する落葉つる性半低木です。
秋に葉を落とした後、蔓いっぱいについた綿毛の種が白く光る冬の姿がきれいです。
花期は8月~9月,分布は本州、四国、九州。
●タマアジサイ(ユキノシタ科アジサイ属):
山地の谷間や沢筋などに生える落葉低木です。
枝先に散房状花序を出し、控えめな薄紫の花を開きます。
花期は7~9月、分布は福島県以南から中部地方。
●イワガラミ(アジサイ科イワガラミ属):
山地の岩崖や林縁に蔓で巻き付き生育する落葉つる性木本です。
本年枝の先に散房花序をつけ、花序には、小型の多数の両性花と、周辺に装飾花をつけます。装飾花は、1枚の萼片が大きくなります。
花期は5~7月、分布は日本各地。
●ミツバウツギの果実(ミツバウツギ科ミツバウツギ属):
山地林間によく見られる落葉低木です。
花期は5~6月、結実は7~8月。分布は日本各地。
●サルナシの果実(マタタビ科マタタビ属):
山地や丘陵地の林縁,林内に生える落葉つる性低木です。
花期は6~7月、結実期は8月。収穫時期は秋。
果実は2~2.5cmでりんごのような形をしています。熟すと淡緑黄色に熟し、甘酸っぱく美味しいです。猿など、山の動物達の秋の食料になります。
分布は日本各地。
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