アメリカイヌホオズキ、ハエドクソウ
8月になってからも不安定な天候続きで、朝は曇り、しばらくして日が照りつけ蒸し暑さが増した昼過ぎころから、油断していると頭上に黒雲がやってきて、あっという間に.風が吹いて雷が鳴り、いきなり頭の上だけ土砂降りに。
そんな天気の繰り返しのおかげで、充分水やりができて、気温も高すぎず、また日光もそれなりにあるので、まさに雑草の”促成栽培”環境条件は完備。
というわけで、気がつくと狭い庭に抜いても抜いても、雑草が育っていました。
そして今日は暦の上では立秋。
しかし実態は、昨日も外出先で急な土砂降りの洗礼を受けてひどい目に遭いましたが、今日は(はずれの多い)週間天気予報のとおり、朝から久しぶりの青空で晴れ上がり、日中は35℃を越える猛暑日が戻ってきます。
この天気は当分の間そのまま続く見通しで、水不足の心配は解消されません。
でも、日中、除草された原っぱの枯れ草の中から、エンマコオロギがか細い声で、”暑いよ~”と鳴いています。季節は静かに巡っています。
●アメリカイヌホオズキ:
庭木の徒長枝の間に、突然1.5mほどにも伸びた長い茎が飛び出していて、何だ?と思ったら、ご近所にもはびこっている「アメリカイヌホオズキ」※でした。見るとまだ草丈も短く花も付いていない4~50cmほどの数本も育っていました。
茎の上の方を持って引っぱると根元からズルッと抜けるので草取りは簡単でしたが。
昨シーズンに鳥が種を運んできていたのでしょうか。
花が咲いていましたが、実はまだでした。
堤防の草地にはびこっているもの。果実は1箇所から球形についています。これはアメリカイヌホオズキの特徴とされています。黒く熟した実を潰してみると多数の種に混じって球状顆粒も見られるようです。
(※なお、今回記事では「アメリカ~」、としましたが、「オオイヌホオズキ」かも知れません。両者の区別はこれだけの画像資料では判然としません。)
●ハエドクソウ:
昨年、雑草溜まりのプランターに生えていたのは承知していましたが、今シーズンはあちらこちらに”飛び火”していました。
花は淡い紫色から白色で、花は穂状花序に横向きに下から順番に咲いていきます。
開花後は下向きになり、大きさ5~6mmの萼が残って、イノコヅチに似た果実となり、萼の上側にある3本の刺で“ひっつき虫”になって人や動物などにくっついて運ばれ分布を広げます。
同じ環境下で、鉢植えの園芸植物のいくつかは、枯れたり、消滅してしまったものもあります。雑草はたくましいことです。
| 固定リンク
「植物」カテゴリの記事
- ヤマアジサイ開花、ナミテントウなど(2021.05.27)
- ヘメロカリス開花/ 明日(5/26)は皆既月食(2021.05.25)
- フヨウの葉を巻くハマキガ幼虫と成虫(ワタノメイガ)(2021.05.22)
- クロネハイイロヒメハマキ(成虫/幼虫)(2021.05.21)
- バラシロヒメハマキ/不明のハモグリガ幼虫(2021.05.14)
コメント