オオウンモンクチバ(成虫/幼虫)
夕刻になってから、フェンスに絡んだマルバアメリカアサガオの葉に、ガがいるのが目にとまりました。小型で、地味な茶色っぽい三角形です。
見かけたのは初めてでしたが、特徴のはっきりしたガだったので、検索するとすぐにオオウンモンクチバと分かりました。
少し暗かったのでフラッシュ撮影(上)、するとすぐに飛んで少し明るい道端に(下、フラッシュなしの画像)。こちらが肉眼で見た印象に近いです。
そして、名前は何処かで聞いたことがあるな、と思いだして、ブログの記録をさかのぼってみたら、幼虫(写真再掲)の記事がありました。これで親子対面です。
●オオウンモンクチバ(ヤガ科シタバガ亜科):
大きさ(開張) 45~50mm、茶色地に、縦筋が入った翅を持ち、”三角屋根型”に翅をとじてとまることが多いガです。
出現時期は5~9月、分布は本州、四国、九州。
●オオウンモンクチバ幼虫は7~8月および9~10月に出現ピークがあります。
幼虫の食草は、近所にいっぱい生えている※クズ、ヌスビトハギ、ヤブマメ、その他のマメ科植物。
また夏に発生したものは畑のダイズを食害する農業害虫にもなります。蛹で越冬します。
画像は、一見、空中に浮遊している様な不思議な姿です。実際に浮いています。
腹脚が2対退化しているので尺取虫のようにふるまい、体節末端(体の一番後)の疣足で葉につかまって体を支え、全身を真っ直ぐに緊張させて完全に宙に浮いています。
尺取り虫と同じです。
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