キアシナガバチ、オオスカシバ幼虫を捕らえる
遅れついでの記事。
先に出かけた植物園でのハプニング。
目の前で、キアシナガバチが捕獲したオオスカシバ(スズメガ科)の幼虫を“肉団子”に調理しているところに遭遇しました。
数コマ撮って、邪魔しないよう退散。
自然界に暮らす生き物たちの一コマでした。
※キアシナガバチ(スズメバチ科)(スズメバチ科):
体長24mmほどで、日本では最大級のアシナガバチです。
黒い胸部背にある黄色の斑紋と腹部の特徴的な斑紋をしっかり確認できればほぼ間違いなく判定出来ます。
前肢は黄色いですが後肢は黄と黒のまだら模様です。
成虫、幼虫共にガの幼虫を食べます。ガの幼虫は毒針で仕留めるのではなく、噛み付いて殺します。
“調理”は、幼虫を二つに噛み裂いて内臓を捨て、残った筋肉質の部分を食べ、後は肉団子にして巣に運びます。
大きい獲物の場合は分割し肉団子にして運びます。
※オオスカシバ幼虫(スズメガ科):
緑色型と茶褐色型がいますが今回は緑色型の幼虫でした。頭部は緑色円形。
胴部は黄緑色で、背面は青白色を帯びています。中胸節から尾角の基部まで白色の側線があり、その下に白紋に赤点のついた気門が9個並んでいます。
食草はクチナシ。
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