秋の気配も漂う中、顔なじみの昆虫たち
”今日は涼しいから、顔なじみが出ているよ”、先ほどはキンボシもうろうろしていたがねェ、と遊歩道でショウリョウバッタのおばさん。
”新住民はいないの?”
”さあね、暇なんだから行ってみなさいよ。”
うろついていたのは顔なじみばかりでした。最高気温が30℃を下回る日もでてきて、何となくほっと一息つけるような季節の移ろい。
●オオアトボシアオゴミムシ(上)※とキボシアオゴミムシ(中)いずれも肉食性)、そしてヒシバッタ(下)(草食性):
・素早く道路脇の草地に走り込んだオオアトボシアオゴミムシ(アトボシアオゴミムシなどよく似た種もたくさんいますが、本種の上翅後方に見られる1対の黄色い紋は上翅の縁沿いにやや不明瞭につながっていて、前胸部もやや赤味がかっていることなどから識別)、
・キボシアオゴミムシの左前翅には傷跡が。
・ヒシバッタは♀でしょうか。
●クロホシカメムシ(植物吸汁):
いつも地面をうろうろ歩き回っている、地味で小さめの地表性カメムシ。
●マダラスズ(♀)(上)とエンマコオロギ(♂)(どちらも肉食性も強い雑食性)のコオロギ仲間。
●マメハンミョウ(見かけによらず草食性):
何となくやくざっぽい装いの名だたる有毒昆虫。
動きが鈍いのでよくみると、やくざ同士の抗争でやられたものか、頭部にざっくり、刀傷!.体液が浸みだしていました。
君子危うきに近寄らず、が、大事です。
余談ながら、このあともう1匹、いたのですが、カメラを向けた途端に、勢いよく飛び立って草原の向こうに消えていきました。飛翔能力も十分もあり、移動距離も広いようです。
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