ツユクサ(変わり咲き)とシマツユクサ
●ツユクサ:
路傍に咲くありふれた1年草の花ツユクサ。普通には、花弁は3枚で、上方の2枚は大きく青色、下方の1枚は小さくて先が尖り、無色です。
また花びらの外側にある萼(がく)は3枚あり、普通は無色です。
その1枚は上の花びら2枚の間(裏側)にあり、残る2枚は下の小さな花びらを、下からすくい上げるように、一部重なって付いています。
(以下の画像はクリックで拡大表示します。)
今回、ツユクサの群落の中に、たまたま、下の(大きな)2枚の萼の縁が青色に縁取られている花がありましたので撮って来ました。
花のつくりは同じですが、一見、4弁花のように見えます。
珍しいことではなく他にも数本ありました。
●シマツユクサ:
本来は日本の九州以南や琉球列島に分布する1年草で、当地には.分布していないはずの南方系のツユクサです。
8月下旬に行われた除草作業で、日当たりを奪っていた大型の雑草がすっかり刈り取られて”陽の目”を浴びるようになったことで、またたく間に群落を形成していました。
花のつくりはツユクサと同じようですが、より小ぶりで、花弁3枚とも水色の花をつけています。
繁殖力は旺盛のようで、この場所にはすっかり定着しているようです。
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