桜の返り咲き(狂い咲き)/モンクロシャチホコ
先に余談:
今夏の猛暑で、公園の桜にサクラケムシとも呼ばれるモンクロシャチホコ幼虫が大量発生して、葉は葉脈だけ残して食い尽くされ見るも無惨な姿になっていました。
この桜の惨状は公園の木だけではなかったのですが。
●モンクロシャチホコの幼虫。
9月初旬、桜の葉を食い尽くして大量発生した終齢幼虫が地面に降りて蛹になる場所を求めて、他の木の幹を伝い歩き、また辺り一面這い回っていていました。
公園でのウォーキングや散歩に来た人達も足の踏み場がないほどで、踏みつぶしたり、樹の近くでは頭の上から落ちてくると、ちょっとしたフィーバーになって嫌がられていました。
●河津桜の返り咲き:
いわゆる狂い咲き現象に関しては複数の説がありますが、夏に虫に食われて葉がなくなったり、秋に自然現象で葉を落とすと、サクラ自身が、「冬が来た」と感じ、その後に暖かい日が来ると「春が来た」と勘違いして開花する、などと言われています。
それはともかく、今年も酷暑の夏以降も気まぐれ風雨や大きな気温差のせいで、方々のサクラは紅葉しないうちに大半の葉を落としていました。
そのような木の一つ、河津桜の1本が、濃いピンクの花を数輪ずつ開いているのに目がとまりました。
10月下旬の気温という肌寒い数日のあと、雨が降り、そしてまた真夏日がぶり返して蒸し暑くなった昨日のことでした。
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