クロホシカメムシ、クルマバッタモドキ、マメハンミョウ、ヨツボシテントウダマシ、クロモンサシガメ(終齢)幼虫
草地に住んでいる普通に見られる昆虫類です。繰り返し登場済みのものばかりです。
●クロホシカメムシ:
地表性のカメムシで、雑草の間や石の隙間などに生息しています。大きさ9mmほど。
交尾中でしたが遊歩道に出てきて、一方は大きなアリの体液を吸っているところでした。
●クルマバッタモドキ:
草地などに生息する、褐色と灰色のマダラ模様のバッタ。緑色型と褐色型がいますが、当地では褐色型がほとんどです。
背中に一対の「く」の字型の白線があって見下ろすとXの字に見えます。
舗装遊歩道にたくさん出ていますが、体の色が地面の色にそっくりで保護色となって見つかりにくいです。
♂は小さく体長3~4cm、♀の方はかなり大きく体長5cmほどです。
●マメハンミョウ:
”ハンミョウ”の名がついていますが、あの美しい肉食昆虫のハンミョウとは全く別種。
ツチハンミョウ科の甲虫で草食性。ヤクザっぽい装の、知る人ぞ知る、カンタリジンを持つ有毒昆虫。
あちらこちらをフワーッと飛び回わり、また地面を歩き回っています。大豆など農作持ちや野原の雑草などを食害する時には集団になっています。
幼虫はイナゴなどバッタの卵に寄生します。分布は本州、四国、九州。
●ヨツボシテントウダマシ:
ハムシそっくりの体型ですが、ハムシ科ではなくテントウダマシ科。
成虫の大きさは4~5mmぐらい。
成虫、幼虫とも地表を歩き回っていますが、裸地に出てこない限り、目にする機会はほとんどありません。
●クロモンサシガメ(終齢)幼虫(サシガメ科):
体長12mm前後で全身黒色のサシガメ。けっこう素早く歩くため、なかなか撮影できません。
体型からすぐにサシガメと分かります。ヨシの葉につかまらせて特徴のある太い注射器のような口吻を撮ろうとしましたがうまく行きませんでした。
飛ぶための翅は退化し、もっぱら地面を歩いて獲物の小昆虫を探してまわる地表性の種で、成虫も翅は退化していて短いです。
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