晩秋の昆虫①ベッコウバエ、ホソヘリカメムシ、マルカメムシ、ヨモギハムシ、テントウムシ
晴れても気温が上がらない寒い晩秋です。
●ベッコウバエ(ベッコウバエ科):
晩秋の公園のクヌギにたむろしていたのは数匹のベッコウバエでした。大きさ15~20mm。
さすがにこの時期、動きは鈍く、傍に近寄ってもすぐに逃げるようなことはありません。
夏、林の中で生活し、クヌギ、コナラなどの樹液によく来ています。またキノコや動物の糞などにも集まる大きなハエの仲間です。
出現時期は5~11月、分布は日本各地。
●ホソヘリカメムシ(ホソヘリカメムシ科):
公園のアラカシの葉にいました。ガニ股で体は細長く、後脚の腿節にトゲがある、本来ハチのように良く飛ぶカメムシですが、寒さのせいで動きは鈍く、すぐに葉裏に隠れようともしません。
ゆっくりと移動し、落ちるように飛んで服の袖にとまりました。もう冬眠の時期です。(成虫越冬)
出現時期は4~11月、分布は日本各地。
●マルカメムシ(マルカメムシ科):
公園のケヤキの幹に散らばって付いていました。木の洞などに集まって越冬します。大きさ5mmほどの小さな薄茶色の丸っこいカメムシ。
クズなどマメ科植物によく付いています。臭いにおいを出すので嫌われものです。
出現時期は4~11月、分布は本州、四国、九州。
●ヨモギハムシ(♀):
たった1匹、お腹のおおきな♀が産卵場所を求めて堤防の遊歩道を横断していました。
もう年貢の納め時です。
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