カンムリカイツブリ/渡良瀬遊水地
カンムリカイツブリ(カイツブリ科):
空気が乾燥してひんやりする晴天の1日、久しぶりに車で40分くらいの渡良瀬遊水地に行き、運動になりそうにない、のんびりウォーキングをしてきました。
午前中はほとんど風もなくおだやかな広い水面の遠くに水鳥の姿がありました。
●カンムリカイツブリ:
てくてく歩いていた橋の上から、逆光になる水面に、頭の上に黒い毛があり白く光る長い首をした鳥が数羽浮かんでいるのが目に入りました。
すぐに潜水して次に浮かんだのはずいぶん遠く。
カンムリカイツブリでした。
頸部が非常に長く、体の上面は黒褐色で下面は白色。
名前のように、頭頂には黒い冠羽があります。
虹彩は暗赤色、嘴はまっすぐで長く、先がとがり淡いピンク色。
*1羽目の個体:
本種は日本で見られるカイツブリの仲間では最大で、翼開長は85cmほど。
冬鳥として九州以北に飛来しますが、青森県下北半島や琵琶湖では少数が繁殖しているそうです。
(日本で)見られる個体数は多くはなく、地域によっては絶滅危惧II類に指定されているなども。(当地、埼玉県や長野県)
確かに近所で確認したことはありません。
余談:
渡良瀬遊水地は2012年(平成24年)7月3日、ラムサール条約(『特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約』)に登録され、以来、訪れる人が増えるとともに、ゴミも増加している模様。ゴミはお持ち帰りを。
それはともかく、「特に水鳥の…」と記されていますが鳥類だけではなく、絶滅のおそれのある動植物が生育・生息していて、その地域を代表とする湿地等も登録されています。
さすがにリクリエーションの場としては今は閑散期で、休日でも人影はまばら。
ただ野鳥観察愛好者にとっては猛禽類(ハイタカ、オオタカ、ノスリ、ハヤブサ、サシバetc.)が観察できる“ホットスポット”として知られ、大型の望遠カメラを大木に向けてセットし、猛禽類の出現を待っているプロカメラマンらしき姿や、アマチュカメラマンの姿がありました。
私が目にしたのはトンビ(鳶)とカラスだけ。
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