タヒバリ(冬鳥/1月)
冬晴れの下、近郊の田んぼでは田起こしの作業が行われています。
農家によって色々な”流儀”があるようです。
ともあれ、二番穂の枯残り株を掘り起こしながら田土の中に鋤込んでいくトラクターの後を、待ちきれないカラスや小鳥が追いかけていく光景も見られます。
掘り起こされた土の中に潜んでいたミミズや虫などを探してついばんでいるのです。
●タヒバリ(セキレイ科):
既に田起こしが終わった田んぼには、冬鳥のタヒバリがいます。
たんぼ道を歩いて行くと、いつでも数羽から十数羽の小さな群れが、足元から急に飛び立って、遠くに降りますが、下りた先にその姿を確認することはとても困難です。
とにかく、そのひたすら地味な姿は、完全に土塊と化して田土にとけこみ、どこにいるのか識別できません。まさに隠遁の術を使う忍者そのものです。
双眼鏡をのぞいても、動いている時には、あれだ!と識別できるのですが、動きを止めるともう殆ど分かりません。
たんぼ道に座り込んで、双眼鏡とカメラのファインダーを交互にのぞきながら、目見当で十数枚シャッターを押しました。
帰宅後、パソコンで確認したところ、画面にとらえられていたのはわずかしかありませんでした。
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