冬の果実(ジャノヒゲ、ヤブコウジ、カラタチバナ、センリョウ、マンリョウ、マサキ)
今季一番の冷え込みということで、庭のスイレン鉢をはじめ、町裏を流れる排水路や、用水路の水を貯留している調節池にも薄氷が張っていました。
冬の実りです。
●ジャのヒゲの青い実:
近隣の自然公園で見かけたジャのヒゲの青い実です。
ずっと昔に、山地で見かけた群落からきれいな実を採取して庭に播いておいたものが予想以上にはびこり、時々間引きしないといけないほど丈夫な植物です。
庭の片隅に生えた株の細く長い葉っぱの根元にも、かき分けてみるときれいな青色の実が見つかります。
色々な野鳥がこの実を丸呑みにし、糞と一緒にタネが”散布”されるため、思いがけない所に“飛び火”して広がっていきます。
●ヤブコウジの赤い実:
同じ公園の林地で見かけたものです。
昔から正月の縁起物として、「十両」と呼ばれて寄せ植えなどにも良く利用されています。
庭植えのものはいつの間にか姿を消してしまいました。
●余談ながら、カラタチバナの実は「百両」、
(昔に買った鉢植えは、既に消滅!)、
●センリョウは「千両」で、葉の上の方に、上向きに赤~橙赤色の実をつけ、
(一部マンリョウが写り込んでいて紛らわしい写真です(~_~;))
マンリョウは「万両」で、下向きに赤い実をつけます。
庭植えのセンリョウもマンリョウも、2月中には殆どすべての実がヒヨドリなどにきれいに食べられてしまいます。
●マンリョウの赤い実:
まだ実が残って付いている庭のマンリョウ。
●マサキの赤い実:
よそ様のきれいに剪定されたマサキの生け垣に残っていた赤い実。
果実が割れてタネがのぞいていました。
色々な種類の草や木の実が、少しずつ、冬の間の鳥の餌になります。
一番最後まで残っているのはやはり”まずい実”なんでしょうね。
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