ミコアイサ(冬鳥・2014/1)
ミコアイサ(冬鳥):
初めて池で観察したのは一昨年の2012年12月下旬のこと、ホシハジロと思われる潜水ガモと一緒にいた1羽の姿を2日間見かけたことでした。
その後は観察できず、今年1月7日~24日まで観察できました。珍しいことと言えるでしょう。
1月7日、珍しく多数の水鳥が集まっていた池で、シーズン初めて見たホシハジロの追っかけ写真中に、当日は気がつかなかったミコアイサの幼鳥(全部で4羽)が時々写り込んでいるのに気がつきました。
その画像(トリミング)です。
その次、1月9日には1羽のキンクロハジロにまとわりつくようにして潜水を繰り返す2羽の姿を確認しました。
2日後の1月11日、晴天の午前中、池にたくさんの水鳥が集まっていて、堤防の上から望遠レンズで写真を撮っておられた専門家の方に、ミコアイサの幼鳥が5羽いる、と指さされて確認。
撮影の邪魔にならないよう遠くから”記録“として”ぬるい”写真を撮って帰りました。
ピンぼけばかりだったので、午後、再度撮影に。
強く吹き出した風で波立つ水面に、他の鳥に混じって1羽だけ確認できました。バラバラになってしまっていたようです。
なお、目のまわりが黒いのが♂の幼鳥、そうでないのは♀だろうと言うことでした。雌の成鳥との区別など素人には判断しようがありません。
しばらく後の1月21日、人も鳥の姿も見えない午後の池で、遠くに黒い点がポツンと見えました。双眼鏡を覗くとミコアイサのようです。
普段はそこまで行かない、釣り人の作ったヨシの陰になる“釣り場”まで下りていって、ヨシの陰で待ち伏せ。
ちょうど目の前を横切っていくベストチャンス。目が合った途端に潜水、遠くに去って行きました。
そして、最後に見たのは1月24日。たくさん群れていたマガモの間に1羽だけ確認しました。
写真下2枚、マガモの雌が上空をさかんに気にしている素振りでしたが、ミコアイサは知らんぷり。
その後しばらく姿は見られません。移動してしまったのでしょうか。
●ミコアイサ(冬鳥):
とても警戒心が強く、人が近づくと遠くへ逃げます。全長42cm。
私はまだ見たことがありませんが、♂成鳥は白い体に目先や後頭部などに黒い模様が目立ち、白い顔に目先が丸く黒い姿で、愛鳥家からは“パンダガモ”と呼ばれる人気者です。
♀は全体に茶色で、首が白色です。
一緒にいるのを観察したホシハジロやキンクロハジロ同様、海ガモの仲間で、水草、海藻、小魚など獲って食べます。
潜るのが得意で、潜水時間も距離も、他のカモより長いです。
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