ハシビロガモ(冬鳥・2014/1)
今シーズン初めての観察は昨年12月初旬でした。
冬鳥として飛来し、移動の途中一時休憩のため、池に立ち寄った、まだエクリプス(雄も雌のような体色)中の個体でした。
その後、約1ヶ月は姿を見ませんでした。
そして1月初旬(7日)に、ホシハジロと一緒にいるのに気がついたのが2回目の観察。
その後の10日には、用水路に来ていた1つがい発見。採餌に来ていたようです。
つがいはほどなく池の方に飛び去りました。
翌11日は池で雌雄2羽ずつ観察。その後しばらく間が開きました。
そして21日、やはり姿が見えないから帰ろうとした時に、上空から雌雄4羽ずつ、8羽が飛来して目の前の池面にバシャバシャと着水しました。♂4羽は繁殖期のきれいな姿でした。
そして、29~30日にも、1つがいの姿が観察できました。これが最後だったようです。
観察したものは、すべて別々の個体だろうと推測しています。
そして2月になってからは姿を見ていません。
今シーズンは見納めでしょうか。
●ハシビロガモ冬鳥。
♂・♀ともにシャベルのような大きな嘴をもっているのが特長で、体に不釣り合い(はっきり言えばブサイク)な大きさなので他種との見分けは容易です。
非繁殖期の♂は♀とよく似た羽色に衣替え(エクリプス)しますが、つがい形成時期になると(♂の)頭から首にかけて濃い緑色、背中は黒く、胸白色、そして腹部は栗色、翼鏡は緑、青などで着飾った洒落ものに大変身します。
採餌する時は、スコップ状の大きなクチバシを水面につけビチャビチャと休む事なく動かし、時には水中に頭を突っ込んで、水面や水中の藻類プランクトンや植物を集めて水ごと丸飲みしてから、嘴に生えているブラシ状のヒゲで濾し取って食べています。
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