ネコヤナギ、綿毛に包まれた花芽/冬芽と葉痕・維管束痕
昨日、今日と、時ならぬ春の陽気に惑わされて、水路縁に数株自生したネコヤナギが、慌てて冬の防寒帽子(芽鱗)を脱ぎはじめていました。
白い綿毛に包まれた花芽が光を浴びて白銀色に輝き、きれいでした。
本種は雌雄異株で、写真のものは花序の大きさや、綿毛の下に透けて見える赤色から雄株(雄花)のようにみえます。
※ネコヤナギ(ヤナギ科ヤナギ属):
落葉低木で雌雄異株。冬芽はとんがり帽子のような1枚の芽鱗で包まれています。
春を感じると帽子を脱ぐように芽鱗がとれて白い綿毛に包まれて銀白色に輝く花芽が出てきます。
花序は長楕円形で無柄。雄花序は長さ3~5cmと大きめで、雌花序は長さ2.5~4cmとやや小ぶりです。
春(3~4月)に葉が展開する前に開花します。
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