ソヨゴ、ミヤマシキミ、シキミ(2014/4)
富士山すそ野で、標高900mを越える林地や道路の日陰にはまだ雪が消えのこっています。
そのような春まだ浅い山里で見かけた風物です。
●ソヨゴ:
林縁の道端で見かけたソヨゴです。
昨秋に出来た赤い実がまだ一つ二つ残っていました。
※ソヨゴ(冬青.)(モチノキ科モチノキ属):
雌雄異株の常緑小高木です。葉は全縁の卵状楕円形で、縁が波打っているのが特徴です。
開花期は5~6月頃で、長い柄の先に小さな白い雌花を咲かせます。
その後に径7 mmほどの丸い実をつけ秋には赤く熟します。
●ミヤマシキミ(ミカン科ミヤマシキミ属):
林地には、雌雄異株の常緑低木で、枝先に円錐花序をだしてつぼみをつけたミヤマシキミの群落が見られました。
秋には赤く熟した(有毒の)赤い実をつけているのが観察できます。
ついでに余談:
●シキミ(シキミ科シキミ属):
直接関係無いのですが、3月下旬、下野市・万葉の植物園で見かけたシキミ(樒)です。
常緑高木で、やはり有毒植物です。
傍らに、次の札が有りました。
『奥山の樒(しきみ)が花の名の如や しくしく君に 恋ひわたりなむ』
(万葉集 巻20-4476)大原真人今城
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