ラミーカミキリ
●ラミーカミキリ(カミキリムシ科):
5月下旬に、近くの自然園でもラミーカミキリが姿を現したというニュースがあったのを思いだして、6月中旬の晴れた日、“探索”に行ってきました。
林縁の草地に生えたカラムシ群落の間で、1匹だけ見つかりました。
逃げ足が速く、最後はポタッと地面に落下。
落ちたのを指でつまんで近くの草の葉に載せ、逃げられる前に計測。
現在の分布域は関東以西の暖かい地方に普通となっていて、ブログなどでも拝見しますが、その後温暖化により分布域は北東方向に広がっているということです。
成虫は初夏に発生し、イラクサ科のカラムシ、ヤブマオ、アオイ科のムクゲなどを食草としています。
幼虫は食草の茎の中に食いこみ、茎の髄を食べて成長し、越冬します。
本種はかつて繊維作物として輸入されたラミーに付いてきた外来種と考えられ、ところにより駆除の対象になっているようです。
なお「カミキリムシ科」昆虫は検疫有害動物(植物防疫法)に指定されています。
http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/60430.html
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