ベニスズメ幼虫、ホタルガ/(梅雨時)
梅雨時特有のすっきりしない昨今、さらにうっとうしい記事で、蛾の仲間、2題。
●ベニスズメ幼虫:
庭に植えっぱなしでも毎年花を咲かせ、蔓延りすぎるカラー。
実は4日ほど前に、玄関先を黄緑色の“イモムシ“が這っていて、その翌日今度はカラーの葉上に、同じ黄緑色のイモムシがいるのを見つけ、写真を撮ってから”処分”していました。
(これもベニスズメ幼虫(緑色型または褐色型4齢)だったようです。)
その後、家人が、黒い”毛虫”がいるというので、雨上がりのカラーをのぞいてみると、確かに黒いケムシが1匹いました。
また別に株の下の方にそれより大きなイモムシがくっついているのに気がつきました。
よく見ると葉がひどく囓られていて、中には軸だけになった葉もありました。
すぐに目についたものだけつまみ出してみると(ケムシ以外に)3匹(写真)。
それから株元に殺虫剤をスプレーしてしばらく後に、なんとさらに9匹もの大きな褐色の終齢(老齢)幼虫が地面に這い出していました。
中には緑色の糞を排泄してもだえているものもいて、さすがにこうなると気持ち悪さだけに。
どうやら集団で食害していたようです。
やむなく深めの穴を掘ってすべて放り込んで埋めてしまいました。
”飼育して成虫になるのを観察してみよう”、などという気分にはならなくて・・・)
余談ながら、サトイモ科のカラーを食害する害虫はセスジスズメ幼虫との観察がほとんどですが、『カラー病害虫』のページ( http://gaityuu.com/kusabana/karaa/benisuzume/page0001.htm )では、ベニスズメ幼虫も含まれていました。
こんな極端な例は初めてのことで、(セスジスズメ幼虫/成虫はこれまで自宅や近くでも見かけていますが、)ベニスズメ成虫はこれまで見たことはありません。
●ホタルガ(マダラガ科):
雨の後、門扉にとまっていたのに気づかず、開けたら目前に飛び立ち、しばらく周辺をヒラヒラ飛んだ後、お向かいの玄関ドアに貼り付きました。
嫌がられたでしょう。
大きさ(開張)5cmほど。立派な触角に赤い頭部、翅には黒地に1本の太い白帯があり、ヒラヒラ飛ぶ時もよく目立ちます。
こちらは街中でも時に見かけます。
出現時期6~7月、9月、分布は日本各地。
(なお幼虫の食葉樹はサカキ、ヒサカキ、ツバキなどで、ご近所の庭にもあります。)
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