キンボシハネカクシ(2014/夏)
今日の最高気温は昨日より涼しい35℃に。明日はもっと静しくなる予報。
●翅を隠さないキンボシハネカクシ:
先日のこと、大雨の翌日、夏草が刈り取られて地肌が見えている生乾きの草原の遊歩道で。
昨年に続いてキンボシハネカクシに出合いました。
舗装道を横切って反対側の草地へ急いでいるところでした。
普段は開けたところにはほとんど出て来ないため、目にする機会はありません。
行く手をスニーカーで邪魔すると一瞬静止して、方向転換します。
再び邪魔するのを繰り返すと、”いい加減にしろ“と、急ぎ足を止めて、飛び立とうかどうしようかというように、小さな鞘翅(前翅)の下から大きな後翅を繰り出して広げます。
そのまま飛び立つかと思うと、飛ばないで、また翅を格納して逃げていきました。
飛び立つ瞬間が撮れるかと、連続撮影した中に、立派な後翅を隠さず、”見せびらかして”いるワンショットがあり、始めての画像なので掲載しました。
※日本各地に分布する普通種ですが、目にする機会が少ない昆虫のようです。
初めての出合いは数年前に我が家の庭先で。
空中から、目の前のプラスチックボード上に”コン”という音を立てて“落ちてきた”のです。
それで、立派な(後)翅があって飛べること、地上ではそれを素早くたたんで(退化して小さくなっている)前翅(鞘翅)の下に隠していることを理解したものです。
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