マイマイガ♂怪しい人面相
★怪しいマイマイガ(幼虫、成虫♂、♀)一家::
7月中旬の日中、公園の林で。
ケヤキやクヌギなどの樹間をヒラヒラ飛んでは地面に下りることを繰り返していた茶色のガを見かけて追っかけ、地面に下りたところを撮影。
●背中に怪人面相のある「マイマイガ」の♂でした。
余談ながら、同じドクガ仲間で、背中に人形のような紋様があるカシワマイマイがいます。
こちらの方が怪しさは少ないです。(画像再掲)
(なお、背中に人面模様があるガとして大型の「クロメンガタスズメ」が有名です。)
●♀画像は過去ログから再掲しました。
産みつけた、淡茶色の細毛カバーで覆われた卵塊を守る姿です。
成虫の寿命は7~10日間程度で、摂食はしません。(越冬は卵(塊)です。)
(画像はクリックで拡大します。)
※マイマイガ(ドクガ科):
幼虫は針葉樹、広葉樹、草本のたいていの葉を食い尽くす広食性で知られ、時に大発生する森林害虫です。
ドクガ仲間ですが人が害を被ることはほとんどありません。
ただし1齢幼虫にはわずかながら毒針毛があり、触れるとかぶれることがありますが、2齢以降の幼虫、繭、成虫には毒針毛はありません。
成虫の雌雄は大きさや体色などが著しく異なり、性的二形が顕著です。
♂の体色は茶褐色で体長35mm前後と小型ですが
♀は白色で大きく体長75mmほどになります。
名前は、オスが初夏の昼間から、ひらひらと飛び回る姿からきているそうです。
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