ヒメイワダレソウで吸蜜するチョウなど(キチョウ、ツバメシジミ、ツメクサガその他)
暑い日々にぼーっとしている裡に7月も終わりです。
近郊で、2~3年ほど前から未舗装農道の雑草予防対策として、畦側沿いにヒメイワダレソウを植えられる水田が見られるようになりました。
ただし、まだ限定的で試験段階、というところでしょうか。
大変丈夫な植物で、グランドカバーとして有用で、雑草抑制にも役立ち、周囲環境に影響を及ぼす可能性のある農薬/除草剤に変えて利用が増えているのでしょう。
初夏から白く小さな(中にはピンクの系統もあるようですが)花を次々に開き、この熱暑の中でもへこたれる様子がなく、その花の蜜を求めて身近なモンシロチョウをはじめ、様々なチョウやその他昆虫が飛び交っています。
むろん、雑草防除対策はこれで万能とは思えませんが、”当事者ではない無責任者”には、除草剤散布で茶枯れした地面よりはるかに好ましいです。
以下は、散歩コースで同じ日時に撮ったチョウなどです。
●キチョウ:
近郊ではもともと少ないので、撮れるとうれしくなるくらいです。
●イチモンジセセリ:
こちらも多いです。色彩に黄色の強い個体から茶褐色まで相当の個体差があります。
別の枯れ草地にいた黄色みの強い個体です。
かわいらしかったので思わず撮ってしまいました。
●ツバメシジミ:
遠目にはヤマトシジミかと思ったのですが、近寄ってみると尾状突起のあるツバメシジミ♀でした。
吸蜜を終えてから傍らのアカツメクサに飛んで、花の間に腹端を押しつけて卵を産みつける産卵行動を繰り返していました。
幼虫の食草はアカツメクサ、シロツメクサやカラスノエンドウなどマメ科植物だからです。
●ツメクサガ:
昼行性のガです。やはり吸蜜に来ていたようです。
目つきなど、見た目は、イチモンジセセリの方が”可愛い”です。
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●ついでにヤマトシジミ:
偶々先日、暑い庭にいたペアです。庭には一番よくやって来ます。
産卵するのは、(ヤマトシジミ)幼虫の食草であるカタバミです。
抜いても抜いてもあちらこちらに蔓延っているからでしょう。
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コメント
私などの年代では到底信じられない陰惨な”子供の”起こした事件に気持ちが萎えてしまいます。子供の頃トンボを捕まえたことはありますが、首をちぎったりしたことはありません。声高に「命を大切に」、なんて教えられませんでしたが・・・
豊かさの代償として本当に多くのものを失わせてしまったのは私たち高老年の責任ですが。
先日から、日中外出する時には、携帯電話と共に小型の「熱中症指数計」を携帯することに。熱中症は「現代の災害」だそうで、災害防止用に、です。こんなことになったのも豊かさの代償ですね。
投稿: クロメダカ | 2014年7月31日 (木) 22時47分
ご無沙汰です。毎日暑さでヘロヘロです。昔の暑さとは違うといいますが、少子化なのと、インドア派の子供が増えたせいか、遊ぶ声も聞こえてきません。昆虫や他の生き物は触れないのに、バーチャルな世界では、平気で人を殴ったり蹴ったり殺したりと、なんだか嫌な世の中になりましたね。今夜はどうやら熱帯夜、地球環境も大事ですが
やっぱりエアコンなしでは眠れそうにないです。* *
投稿: kin | 2014年7月31日 (木) 19時48分