ウチワヤンマ
久しぶりに、梅雨の晴れ間の一日になりました。
●ウチワヤンマ(サナエトンボ科ウチワヤンマ亜科):
毎年心待ちにしているトンボです。
6月、流域の降雨量が例年より多く、生息場所である調節池の水位も大きく変動した影響からか、今シーズン姿を確認したのは6月中旬くらいからで、個体数も少ない現状です。
雨の合間を縫って数日間の記録です。
腹部の第8節に、黒い縁取りをした黄色いうちわ状の突起がある、大きさ約8cmの大きなサナエトンボの仲間です。
(画像はクリックで拡大します。)
成熟♂は縄張りをもち、水面から出た草茎先などの突起物の先端に静止して監視しています。
止っている時は、前脚を複眼と胸部の間にたたんで格納し、中脚と後脚だけでバランスを保っています。
侵入者の追い払いに飛び立ちますが、すぐに戻って来るので、観察/撮影は容易です。
幼虫(ヤゴ)は水深の深いところで1~2年間生活します。
出現時期は5下旬~9月、分布は本州・四国・九州。
| 固定リンク
「昆虫」カテゴリの記事
- ヤマアジサイ開花、ナミテントウなど(2021.05.27)
- ヨトウガの卵( バラの葉裏に)(2021.05.23)
- フヨウの葉を巻くハマキガ幼虫と成虫(ワタノメイガ)(2021.05.22)
- クロネハイイロヒメハマキ(成虫/幼虫)(2021.05.21)
- フタテンアツバ、不明のガ、アカハラゴマダラヒトリ(2021.05.20)
コメント