シオカラトンボ交尾/産卵 ;シマツユクサ
早稲種の田圃の稲刈りがはじまったお盆明けの池の端では、ウチワヤンマなどの姿が減り、シオカラトンボが一番多く見られるようになっていました。
●シオカラトンボ交尾/産卵:
多数のシオカラトンボ♂がめまぐるしく飛び交う中に飛んできた♀。
♂は素早く腹部先端の「尾部付属器」という”はさみ”を使って♀の首をつかんで連結します。
首根っこをつかまれて連結した♀は飛びながら腹部を折り曲げるように丸めて、腹端の生殖門を♂の腹の根元にある副生殖器に結合させて交尾します。
この時の姿勢はハート型ではなく、雫(しずく)型でした。
交尾したまま飛びながら、回りに邪魔者がいない産卵に適した水辺の近くの草に止まってから交尾を解き、♀は、ホバリングしながら水面を腹端で叩くようにして”打水産卵”をはじめました。
この間、♂は他のオスが邪魔に来ないように見張りをしています。
●シマツユクサ:
ついでに、,毎シーズン池の端の草むらに生えるシマツユクサを確認してきました。
除草されたり水没したりして不安定な生育環境ながらも、絶えることなく花をつけていました。
ただ勢いよく繁殖している在来種のツユクサに比べるとずっと少ない個体数です。
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p.s.:
残念なことですが、いずこも同じ災害列島日本です。まず身の安全を。
z
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