イラガ終齢幼虫
ちょうど囓っているところ。
1枚の葉の大半が囓られ、残りわずかになっています。
春、一斉に孵化したイラガがそろそろ終齢になり、蛹になるこの頃はもの凄く大食漢で、アッという間に取り付かれた木の葉がなくなってしまいます。
毒刺毛があって刺されると激痛が走ります。
すぐに殺虫剤で退治される運命に。
なお、放置されるともうすぐ繭に変身して行きます。
成熟した終齢幼虫は口(吐糸口)から糸を吐いて体全体を覆う繭を作ります。
そしてまた、繭の中の幼虫はシュウ酸カルシウムと尿酸を含む白い粘液や、タンパク質を含む薄い褐色の粘液を分泌して繭の網目を塗り固めていきます。
こうして出来た多層の繭全体が十分乾燥すると、茶色に白い模様のある、小さな卵のような硬い殻の“繭”が出来上がります。そして越冬します。
この”繭”は庭木などにもついているのをよく目にします。
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コメント
留守をしていて遅れました。コメントありがとうございました。
庭木にたいてい見つかりますので、これから秋の剪定には注意しなくては。
投稿: クロメダカ | 2014年9月 8日 (月) 21時09分
ほんと、これにたられると痛いですね。何もそこまでやるかという痛みですね* *
投稿: kin | 2014年8月29日 (金) 22時23分