秋の公園樹の果実など
確実に季節が進んでいるなと感じる公園樹の果実など。
夏の天候の影響なのかどうかわかりませんが、まだ未熟ながら、いずれの樹種についても例年より木の実の付き方が多いようにみえました。
多くが野原に食べ物が少なくなった冬の間、鳥(ヒヨドリなど)の大事な食糧になりますので、今冬は食糧事情は少し安心できるのでしょうか。
●モッコク:クロガネモチ(雌株)
まだ青く小さな丸い未熟果ですが、熟すと赤くなります。
●ピラカンサ:
同じく未熟ですが、例年に増して、びっしりと結実しています。
やがて赤く熟します。
●ネズミモチ:
公園樹だけでなく、規模の大きな生け垣にされた樹にもたくさん結実しています。
黒紫に熟すと、鼠の糞のようにも見えますが、小鳥には人気の果実です。
●アキニレ:
翼のある実なので、それを外して中の小さな種を食べるのに適した短い嘴をもつマヒワなどの小鳥たちが晩秋から群れになってやって来て食べています。
●エンジュ:
冬の間、遅くまで”手つかず”で残っていますが、結局ムクドリや、特にヒヨドリの餌になるようです。
※その他公園ではありませんが、ついでに掲載。
●アオツヅラフジ:
国道の車/歩道分離帯植栽に絡んで生えていました。
鳥が食べて種を運び、こんなところにも生えるのでしょう。
果面は白粉を帯び、径は5~8mm球形で青紫の実はきれいです。
迷惑ツル植物仲間
●ノブドウ:
金網フェンスに絶えることなく繁殖して毎年変わらずたくさんの実をつけています。
●スズメウリ:
農家の庭木に絡んでまだ緑色で小さな丸い実をつけていました。
晩秋には灰白色に熟します。小鳥の卵のようでもあり、特に冬枯れのフィールドに残っているとどこか郷愁を誘う季節感と情緒のある風景・雰囲気を醸し出します。
なお、カラスウリもフィールドにあるはずですが、まだ見ていません。
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