秋の香り/風情が漂って
ご近所のどこからか、キンモクセイの甘い香りが漂ってきます。
我が家での開花は例年ご近所より遅く、10月初旬になりますのでもうしばらく先のことですが・・・
●ヒガンバナ:
近隣のヒガンバナの名所では今が盛りのようで、500万株もの花が咲いて一面赤い絨毯を敷き詰めたような公園は、この時期入園有料というニュースも聞かれます。
散歩コースの田圃脇のあちこちにも点々と咲いていて、十分きれいです。
●コスモス:
畑沿いの道に咲いた一叢のコスモスがきれいです。イチモンジセセリが吸蜜していました。
●ヤブラン:
庭植えの、増えすぎて困る丈夫なヤブランです。
抜いても刈っても生えてきて、気がつくと花が咲いています。
●ニイタカホトトギス(園芸種):
はびこって困る在来種ホトトギスに比して、毎年やっと数株が在来種より早く、遠慮がちに花をつけます。
居心地が悪い環境なのでしょうか。
その他。
●ハエドクソウ:
いつの頃からか侵入してきた雑草です。
放任すると出来た種が飛んであちらこちらに生えてくるので、やはり邪魔になり除草しますが、今シーズンもバラの株元に隠れていた一株が大きく伸びて花をつけていました。
種が熟して落ちる前に処分しなくては。
(種にはかぎ爪がついていて、衣服や動物の毛などにくっついて運ばれ広がっていきます。)
●ヒメシロアサザ(絶滅危惧種):
屋外メダカ水槽に数年来、途絶えることなく”住み着いて”いて、この時期になると直径8mmほどの特徴のある白い4弁花を午前中に開いています。
本種は、”関東以西の溜め池、水田、休耕地などで見られる浮葉性の多年草ですが、溜め池の減少や生育環境変化などで個体数は減少して、現在は絶滅危惧種になっています。
そう聞くと、いかにもひ弱な植物かと思われますが決してそのようなことはなく、数年前に田圃の畦際に生えていた一株を採取して、屋外飼育のメダカ水槽に植えたところ、爾来、途絶えることなく夏になると増えて困るほど旺盛な繁殖を示します。
むろん(増えすぎた分を刈り取って除草する以外)特別の管理などしませんが、メダカの排泄物や、食べ残した餌などのBOD物質を栄養源にして、水質浄化に貢献しながら生育しているので、この場合はありがたい存在なのです。
もし水田が同じような環境を提供すれば、あっという間に水田を覆い尽くしてしまうのではないかと勝手に想像するのですが・・・。
| 固定リンク
「植物」カテゴリの記事
- 2月は逃げる/カワヅザクラ開花はじまる(2021.02.28)
- ツバキ開花 (2021.02.26)
- モンキチョウ(2021.02.22)
- 雑記 (2021.02.14)
- オオイヌノフグリの種(2021.02.12)
コメント