初秋見かける、身近なフィールドの昆虫(バッタやベッコウガガンボなど)
ようやく秋らしさを感じられるようになった中旬の1日、デジカメをぶら下げて散歩コースのたんぼ道から草地堤防、そして公園まで一回りしました。
種によって生活史が異なるため、一律ではありませんが、世代交代の準備が着々と始まっている様子でした。
●トノサマバッタ:
草地の足元から”佃煮に出来る”ほどたくさん飛びだしてきます。
地中に卵を産みつける準備をしているペアーもいろいろ。
●ヒナバッタ:
神経質で、イナゴよりも小さなバッタです。近寄るとすぐに逃げてしまいます。
→クルマバッタモドキの間違いであることが分かり後日訂正しました。
●ウスイロササキリ:
イネ科植物の葉にとまると目立ちません。また近寄るとススッと葉裏に回り込んで隠れる習性があり、撮りにくい被写体です。
●マメハンミョウ:
”毒虫”です。見かけも”ヤクザっぽい”でしょう。
農道や舗装遊歩道にもたくさんうろついていました。中には踏みつぶされて腹端から黄色い卵がとびだしていたり・・・
地中に産みつけられたイナゴやバッタの卵の近くに卵を産みつけると成虫は死に、孵化した幼虫はバッタの卵を食べながら成長するという生活史をです。
地面をうろついているのは、地中に産まれたバッタの卵を探しているのでしょう。
●ベッコウガガンボ(雌雄):
ヤマブキの葉裏で交尾中のところをお邪魔しました。そのためピンぼけです。
櫛歯の触角があるのが♂です。
●ビロウドサシガメ:
石の下、落ち葉の下、植物の根際などの地表を歩き回って、小昆虫や多足類を捕らえて食べるいることがほとんどです。
そのため通常はほとんど目にすることがありませんが、今頃には舗装遊歩道に這い出してゆっくり歩いていることが多く、写真撮りのチャンスです。
珍しくもありませんが・・・
●ハッカハムシ:
ハッカ、ホトケノザ、アオジソなどの葉を食べますが、こちらも普段は目にすることがほとんどありません。
上翅は金銅色に鈍く光り、縦に並ぶ丸い平滑隆起があるのですぐに本種とわかります。
触角や肢、また腹面は紫色に光ります。
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