ヤブツルアズキ(2014/10)
初夏と晩秋の2回、かなり徹底して除草作業が行われる農道端ですが、途絶えることなく毎年生えてくるヤブツルアズキです。
●ヤブツルアズキ(マメ科ササゲ属):
1年草のツル植物です。毎年絶えることなく農道脇の雑草に混じって生えています。
黄色い花が開き、豆果も出来ていました。
豆果は線形で毛はなく、6~14個の種子が入っています。
葉は互生し、3出複葉。葉脇から総状花序を出して、淡黄色の花をつけます。
花の中央竜骨弁はねじれ、左の翼弁がかぶさり、右の翼弁は竜骨弁を抱くように突き出ます。
豆果にハスモンヨトウの幼虫がくっついていました。
農作物なら何でも食害するヨトウムシと呼ばれる(蛾の)幼虫の仲間です。
本種がアズキの原種であるとされています。
花期は8~10月、分布は本州、四国、九州。
(なお、花がそっくりの仲間にノアズキがありますが、葉や豆果の形が異なりますので容易に区別できます。)
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