コブクザクラ、カントウヨメナ、スズメウリにウリハムシ、チゴユリ、ヤクシソウ、コウヤボウキ(2014/10)
秋も深まるフィールドで。
●コブクザクラ(子福桜)(バラ科サクラ属):
公園樹として植えられていたものです。
日本原産の栽培品種で、「春」と、「秋から冬」にかけて咲く二季咲きの桜です。
ちょうど二回目の開花が始まっていたところだったようです。
花色ははじめ白色で、後に淡紅色に変わるという八重咲きです。
雌しべの数は7~8本あり、一つの花に1~3個の果実が付くので“子福桜”と名付けられたとのこと。
庭木や公園樹として植栽されていて、樹高は:2~5メートル、花は小ぶりで花数は多くはなく、あまり目立たないため、知らずに通りすぎることもありそうです。
●カントウヨメナ:
晩夏から花を開いていたカントウヨメナが、雑草と共に刈り取られたあと、大型の雑草がなくなって日当たりが良くなった草地に再び花を開いていました。
草丈が短く、花色もきれいだったので記念撮影。
●スズメウリにウリハムシ:
晩夏に青い実をつけていたスズメウリが灰白色に熟して吊り下がり、季節の移ろいを知らせてくれます。
熟した実にはウリハムシがやって来て囓っていました。
●チゴユリ結実:
初夏の林床に咲いていたチゴユリの株ですが、花茎先端に花後の熟した果実が一つ付いていました。
●コウヤボウキ:
ちょうど花盛りのようで沢山の花を開いています。
たまたま、咲き始めた一つの花に、2匹のブドウトリバ〈蛾の仲間〉が吸蜜に来ていました。
何となく不似合いですが・・・
〈追記〉:
記事アップ後、カントウヨメナの花画像で、中心部に白っぽいものが載っているのに気がつきました。
原画サイズで確認したところ、小さな蛾が吸蜜している姿でした。画像はトリミングしてコントラストを修正しています。
はっきりしませんが、「シロアヤヒメノメイガ」ではないかと推測。
※シロアヤヒメノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科):
大きさ(翅をひろげた時)20mmほど。花の蜜を吸います。
出現時期は5~10月、分布は日本各地。
なお幼虫はキク科ヤオオバコ科植物の葉を食べます。
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