秋の雑草(ミズヒキ、ミゾソバ、センダングサ、その他)
フィールドには、大雨も台風もあまり関係無いように、常連の秋の雑草が元気よく生えています。
散歩のつれづれに気まぐれに撮った雑草です。
●ミズヒキ(タデ科ミズヒキ属):
この画像だけは、我が家に居ついてしまい、抜いてもぬいても生えてくる雑草です。
上から見ると赤く見え、下から見上げると白く見える花を紅白の水引に見立てた名前。
開花時期8 ~10月。分布は日本各地。
●ミゾソバ(タデ科イヌタデ/タデ属):
田圃や水路脇の湿地に群生する1年草です。
枝先に10個ほどの花が頭状に集まって咲きます。
花被は長さ4~7mmで5裂し、上部は紅紫色、下部は白色です。
花期は8~10月、分布は日本各地。
●センダングサ(キク科センダングサ属):
黄色いセンダングサの花にキタテハが吸蜜に来ていました。
センダングサには数種類の仲間があり、区別に迷うことがありますので、単にセンダングサ、としました。
結実すると“ひっつき虫”になり、気づかないうちに大量にくっつくと取り除くのが大変な迷惑雑草です。花期は9~10月、分布は関東以西。
●ハナイバナ:
目立たなくて、景観を損ねるようなこともない小型の雑草なので、再登場です。
花は直径3mmほどの淡青紫色。花冠は5裂します。
厳冬期以外には花をつけています。分布は日本各地。
●ホトケノザ:
一年草です。さすがに酷暑の時期にはあまり見かけませんが、秋に芽生え、地面付近で枝分かれして広がりそのまま花を咲かせます。
ただ早春から6月頃までの花色の方が濃くてきれいです。分布は日本各地。
●イシミカワ:
つる性1年草です。長さ1~2mにのび、下向きの鋭い刺があり、他の草や木にからみついて蔓延る迷惑雑草です
茎の先や葉腋に短い総状花序をだし、淡緑色の小さな花を多数かためてつけます。
花のあと花被は多肉質になってそう果を包み、直径約3mmの球形になり、花被の色は緑白色から紅紫色、青紫色へと変ります。
その後、黒色で光沢のあるそう果がのぞくようになります。
花期は7~10月、分布は日本各地。
●オナモミ:
ひっつき虫仲間。在来種のオナモミに替わって、外来種のオオオナモミが蔓延っているようです。
今回のものは一度雑草が刈り取られた後に再び延びてきた小さな株で、どちらなのか特徴がはっきりしないので、オナモミとしました。分布は日本各地。
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