晩秋の雑草
晩秋の初め、茶色になったフィールドで平凡な、しかし元気な雑草や昆虫仲間。
●スカシタゴボウにカブラハバチ(ナノクロムシ)幼虫:
真っ黒い幼虫です。雑草のスカシタゴボウの回りにたくさん這っていました。
もうすぐ地面の浅いところに潜って土繭を作って蛹化し、越冬します。
幼虫は12月初めまで見られます。
●イヌガラシに(アオムシ)モンシロチョウ(中齢)幼虫:
やがて終齢になった幼虫は蛹になって越冬します。
※余談
■スカシタゴボウ〈透し田牛蒡〉:
湿り気のある道ばたや草地に生える高さ10~40㎝の2年草。
イヌガラシと比べて葉の裂け方が深く、花が小さめのスカシタゴボウです。
根生葉は羽状に裂け、茎葉は上部のものほど裂け方が浅いです。
花は黄色い十字形花で直径約3㎜。果実はスカシタゴボウより短く5~7㎜で、ほぼ同じ長さの柄があります。花期は1~12月。
■イヌガラシ〈犬芥子〉:
湿り気のある道ばたや草地に生える高さ10~40cmの多年草。
葉は大小不ぞろいの鋸歯がありますが、スカシタゴボウより切れ込みは浅いことが多いです。花は黄色の十字形花で直径4~5mm。果実は細長く、長さ約2cmほど。花期は1~12月。
●シロバナタンポポにカスミカメ:
日の当たる花に小さなカスミカメが隠れていました。種類は分かりません。
●マルバアメリカアサガオ:
一度は除草されて群生は無くなったものの、取りこぼされた株がまだまだ元気で、午後2時を過ぎても花は萎れずに開いています。
●ノアサガオ:
根絶除草は難しいようです。同様の元気さです。本種の結実はほとんど見られません。
●ハキダメギク:
たんぼ道に今一番多く残っていて目立ちました。
●オオニシキソウ:
除草からもれた株が赤く熟した実をつけていました。
夏に目立たない花を咲かせ、秋に朱色の果実を形成します。分布は本州以南。
| 固定リンク
「昆虫」カテゴリの記事
- 三寒四温で進む春(2021.03.03)
- モンキチョウ(2021.02.22)
- ナナホシテントウ(2021.02.06)
- 越冬中のキタテハ(2021.01.28)
- ヤノナミガタチビタマムシ、フサヤスデの仲間(2021.01.14)
「植物」カテゴリの記事
- 三寒四温で進む春(2021.03.03)
- 2月は逃げる/カワヅザクラ開花はじまる(2021.02.28)
- ツバキ開花 (2021.02.26)
- モンキチョウ(2021.02.22)
- 雑記 (2021.02.14)
コメント