アオスジアゲハ蛹(2014/12)
広大な原っぱにある施設内壁の上方に、きれいな黄緑色の蛹がくっついているのを偶然見つけました。
見上げる位置にあって、このアングルでしか撮れなかったので、画像は1枚だけです。
写真を見ると、蛹は頭部を上にして、お尻を糸座にくっつけ胸部を帯糸でしっかりとくくり、体を支えています。
フィールドで普通に見られるアオスジアゲハ(の蛹)のようです。
このまま無事に越冬して、春には綺麗なアオスジアゲハが羽化するでしょうか。
通常、アオスジアゲハの幼虫は、食葉樹であるクスノキ科植物(クスノキ、タブノキ、シロダモなど)の葉の裏側にくっついて蛹になり、蛹の外観は経時的にクスノキの葉にそっくりになりり、外敵の目からカムフラージュするそうです。
この蛹はまだ葉脈模様などはっきりしませんが、それらしい模様は見て取れます。
そこで育った幼虫が、クスノキの葉裏で蛹にならないで、地面を這って、すぐ近くの、風雨に曝される心配のない施設建屋の内壁を選んだのでしょう。
あらためて、傍のクスノキの葉と蛹をみくらべて見ましたが、“葉裏”に似ているでしょうか。
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