12月初旬、出かけた先の道の駅で、2個100円!で売られていた獅子柚子を衝動的に買ってきました。
しかし2週間近く放置したままで邪魔になるし困ったな、ということで、”つれづれなるままに”思い立って“先に試作したレシピ”に準じて、2回目の思いつきレシピでピールもどきを作り、一部はジャムになりました。
出来たものは、「甘さ控えめ、酸味はっきり」で、今回のレシピでは、好みは分かれるかも知れません。
ともあれ、作りすぎないように、特に味は途中でチェックしながら、というのが今回の反省です。
Ⅰ.材料:
①獅子ユズ:2個(590gと450g)
表面を良く洗い、小さい方の表皮に茶色っぽい斑紋があったので切除して、合計約1,000g。
②白糖500g:
(←600gくらいが良いかと思ったのですが、買ってきたのが500g入りの商品だった!のです。)
③水飴40g:
砂糖が少なめだったので、手元にあったものを思いつきで追加したものです。
もう少し多くても良かったのですが、手間がかかるので止めました。
(→温度のせいで硬くなっていて、そのままでは扱いにくかったので、お湯50mlを加えましたが、問題なければ不要です。)
④『100%レモン汁』180ml (→レモン6個分):
→「30mlがレモン1個分」、という「100%レモン汁、500ml 」瓶詰め商品でした。
お好みにより使用量は適宜調整を。
(酸味付け用のレモンを買いに行ったのですが、自分で絞るのも面倒なので、こちらを使用することに。)
⑤フロストシュガー:適量
Ⅱ.作り方:
1)獅子ユズを5mmほどにスライスします。果肉部分は取らないでそのままに、種だけ取ります。
・大きい獅子柚子のスライス片の一部です。
・小さい方のスライス片全部。
2) 大きいスライス片は4つ切り、その他も適当な大きさに切り分けてから、スライス切片を全部、茹で鍋に入れ、
・ひたひたになるくらいの水を加えます。
スライス片が浮き上がりますので、ステンレス製落とし蓋を載せ、
・さらに重しとして磁性の平皿を載せました。
蓋をして煮えこぼれしないよう気をつけながら、30分間緩やかな沸騰状態を保ちます。
30分後には、生の時に真っ白で硬かった“わた”の部分に透明感がでて、また果肉の部分は相当バラバラに分散していました。
網ザルにあけて、バラバラになって浮遊している果肉(もともとさほど多くはありません)と共に、ゆで汁を捨てます。汁は黄色く着色しています。
3)湯切りしたスライス片をそのまま鍋に戻します。
4)材料②砂糖、③水飴、④レモン汁を加えます。
(特に撹拌など何もしないで、単純に上から順次振りかけながら、添加しました。
画像でスライス片が白く見えるのは、どさっと入れた砂糖のせいです。)
これで意外に材料が浸る液量になりましたので、特に水は加えません。
5)火にかけて、初めは弱火でゆっくり加温します。緩やかに煮たって来てから30分、煮詰めていきます。
この間数回、焦げ付き防止とシロップを均質に混ぜるために、しゃもじで底の方からスライス片をすくい上げて、ゆっくりと混ぜました。
煮詰まってくると全体が飴色になり、かなり軟らかくなりましたが、煮崩れすることはありません。
6) 30分後、シロップがまだ大分残っていましたが、煮詰めるのは終わりに。
7)火から下ろして冷まします。
十分冷えたら、飴色になったスライス片をステンレスバットに重ならないように並べ、フロストシュガーを振りかけて自然(天日)乾燥へ。
やはり、たくさん作りすぎで、並べきれなかった残りは、
ナイフで薄片に切って、鍋の底に残ったシロップ液と共に容器に入れてマーマレード風の獅子ユズ・ジャムとしました。
なおこのままではジャムはゆるめです。
甘さ控えめで、酸味と、やや特有の苦味がある味で、好みが分かれるかも知れませんが、ジャムは、朝食サンドのパンに塗ってみたところ、まあまあと言うところでした。
ピールもどきの乾燥はお天気任せの天日乾燥で、一週間くらいかかるでしょうか。(乾燥2日目につまんでみると、まだ柔らかですが、べたつくようなことは無くなっていました。)
いずれも、カビが生える可能性がありますので、保存は冷蔵庫中で。なるべく早く賞味を。
なお最終的に計量はしていませんが、出来たのは全部で、多分1kg程になるでしょうか。
※後日談の追記がこちらにあります。